社会的証明 (Social Proof)

社会的証明(Social Proof)とは、人が他者の意見や行動に影響を受ける心理現象を指し、ユーザーエクスペリエンスの観点からは、プロダクトやサービスの信頼性や魅力を高めるために、他のユーザーの評価や使用状況を表示するデザイン手法です。これにより、ユーザーは自分の意思決定を補完する情報を得ることができ、安心感や満足感を向上させることが期待されます。

社会的証明 Social Proof UX 例

社会的証明がなぜ効果があるのか

社会的証明が効果的である理由は、人間が社会的な生き物であるからこそ、他者の意見や行動を判断材料として考慮するという心理的特性があるからです。特に、不確実性やリスクがある状況下では、他者の選択や評価を参考にすることで、安心感を得られるとされています。また、他者が同じ製品やサービスを利用していることを知ることで、自分の選択が正しいと確信し、満足感を得られるため、社会的証明はUXの向上やコンバージョン改善に役立ちます。

社会的証明の参考例

B2B(企業向け)サービスのトップページを見ると、よく顧客である有名企業のロゴが掲載されていることが頻繁に見られます。

eppo amplitude 社会的証明 Social Proof UX 例
Eppo / Amplitude

参照:

Social proof in social media shopping: An experimental design research

記事の著者
松下村塾 代表 : ウルフ松陰    Twitter
グロース戦略、グロースデザイン、データ分析の専門家。松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にグロース戦略、施策設計、UXデザイン、アナリティクス活用、データドリブン育成をサポート。2016年にグッドデザイン賞受賞。
関連単語

プロダクトのグロースやアナリティクスにお困りですか?

まずは松下村塾と無料30分ヒアリングを予約しましょう。
無料ヒアリング
by  @shoin_shoka