スキューモーフィズム (Skeuomorphism)

スキューモーフィズム(Skeuomorphism)とは、ユーザーの理解を容易にするために、デジタルインターフェース上の物体が現実世界の物体の見た目を模倣するデザイン手法です。これにより、ユーザーは直感的に物体の価値や使い方が理解しやすく、デジタル環境でも実際の物体のように扱うことができます。

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スキューモーフィズムがなぜ効果があるのか

実際の物体や見た目を模倣することで、ユーザーはすでに身につけている知識や経験を利用して、デジタル環境での操作方法を素早く理解することができます。また、スキューモーフィズムはユーザーにリアルな感覚を提供し、より心地よい体験を提供することができます。

スキューモーフィズムの参考例

Apple iOSのスマートフォンの電卓アプリは、スキューモーフィズムの典型的な例です。電卓アプリは、実際の物理的な電卓のボタンや配置を模倣してデザインされており、ユーザーはすでに知っている使い方でアプリを操作できます。画面上のボタンには立体的な影が付けられており、押すとクリック音が鳴ることで、リアルな電卓の使い心地を再現しています。ただし、スキューモーフィズムはユーザーの既存の知識に基づいた補助的なデザイン手法です。多くの人がスマホでの電卓操作(及びスマホ操作)自体に慣れたからこそ、Appleはスキューモーフィズムから離れ、より効率的であるフラットデザインに移行したと推測できます。

参照:

Skeuomorphism in Digital Archeological Practice: A Barrier to Progress, or a Vital Cog in the Wheels of Change? (2021)

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記事の著者
ウルフ松陰    ( Twitter )
プロダクトグロース、UI/UXの専門家。松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にグロース戦略、施策設計、UXデザイン、アナリティクス活用、データドリブン育成をサポート。2016年にグッドデザイン賞受賞。

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