認知負荷 (Cognitive Load)

認知負荷とは、ユーザーが情報を処理し、理解する際にかかる精神的なエネルギー量を指します。
処理すべき情報が利用者の処理能力を超えると、認知負荷が高すぎると言われます。

認知負荷 Cognitive Load UX 例

認知負荷がなぜ効果があるのか

認知負荷は、ワーキングメモリ(短期記憶)が一度に処理できる情報量に制限があることに基づいています。そのため、情報の提示やタスクの設計が複雑であるほど、ユーザーの認知負荷は高くなります。認知負荷が高いと、ユーザーの理解が難しくなり、タスクの達成に時間がかかることがあります。逆に、認知負荷が低いと、ユーザーは効率的に情報を処理でき、タスクを迅速に達成することができます。

認知負荷の参考例

例えば、入力フォームの項目が多すぎるとユーザーが認知負荷が高いと感じ、離脱する恐れがあります。入力フォームを数ページに分解することや、項目をカテゴリーによってグルーピングしたり、項目を減らすことによりユーザーの認知負荷が軽減できると言われています。

参照:An integrative review of the cognitive costs and benefits of note-taking(2017)

記事の著者
松下村塾 代表 : ウルフ松陰    Twitter
グロース戦略、グロースデザイン、データ分析の専門家。松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にグロース戦略、施策設計、UXデザイン、アナリティクス活用、データドリブン育成をサポート。2016年にグッドデザイン賞受賞。
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