デフォルト効果 (Default Bias)

デフォルト効果(Default Bias)とは、人は選択肢がある場合、変更するインセンティブが魅力的でない限り、提示されたデフォルトの値にとどまることが多い現象を指します。これはステータス・クオバイアスとも呼ばれ、行動を変える際に強力な要因となります。 これは、変更に対する抵抗感や、慣れ親しんだ状況を維持したいという欲求が原因です。

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デフォルト効果がなぜ効果があるのか

デフォルトバイアスが機能する理由は、ユーザーが新しいサービスを使い始めるとき、何を選択すべきか判断するのが難しいため、用意されたデフォルト設定を信頼しがちだからです。また、デフォルト設定を変更することによるリスクを避けたいという心理的要素や、変更するための手間を省きたいという効率性の観点からも、デフォルトバイアスが働くことがあります。

デフォルト効果の参考例

AmazonやMeetupなどはデフォルト効果を活用し、購入ページにたどり着くとすでに値・プランが選択された状態で表示されます。

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参照:Ethically Deployed Defaults: Transparency and Consumer Protection through Disclosure and Preference Articulation (2016)

記事の著者
松下村塾 代表 : ウルフ松陰    Twitter
グロース戦略、グロースデザイン、データ分析の専門家。松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にグロース戦略、施策設計、UXデザイン、アナリティクス活用、データドリブン育成をサポート。2016年にグッドデザイン賞受賞。
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