バナー・ブラインドネス (Banner Blindness)

バナー・ブラインドネス(Banner Blindness)は、ユーザーがWebサイト上の広告バナーを無意識的に無視する現象を指します。これは、広告が多くの場合、ユーザーの目的と関係がないか、または邪魔になると感じられるため、ユーザーは自然と広告コンテンツをスキップし、目的の情報に焦点を当てるようになります。バナー・プラインドネスは選択的注意の一環です。

バナー・ブラインドネス Banner Blindness UX 例 広告

バナー・ブラインドネスがなぜ効果があるのか

バナー・ブラインドネスが機能する理由は、利用者が繰り返し広告を見ることで、それらに対する免疫ができたためです。この現象を理解して、広告以外の形式で情報を伝えることで、利用者の注意を引くことができます。

バナー・ブラインドネスの参考例

あるユーザーが、旅行先での観光スポットやレストランを検索しているとします。彼はいくつかの旅行情報ウェブサイトを訪れますが、どのサイトも画面上部や側面に大量の広告バナーが表示されると、ユーザーは、これらの広告バナーが目的と関係のない商品やサービスを宣伝していることに気づき、無意識的に広告を無視して、観光スポットやレストランに関する情報に焦点を当てるようになります。これにより、広告主やウェブサイト運営者の広告効果及びサイト上のUXが低下する可能性があります。

https://www.nngroup.com/articles/banner-blindness-original-eyetracking/
https://www.nngroup.com/articles/banner-blindness-old-and-new-findings/

参照

- NNGroup - https://www.nngroup.com/articles/banner-blindness-old-and-new-findings/

- The Impact of Advertising Location and User Task on The Emergence of Banner Ad Blindness(2013)

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記事の著者
松下村塾株式会社 代表 ウルフ松陰    Twitter
松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にデータドリブンなグロース戦略とUXデザインを提供。LIFULLやTinderなどの大手企業で成果を上げ、データ活用による成長支援に注力しています。2016年にグッドデザイン賞を受賞し、現在はデータ分析による成長に基づくビジネス書を執筆中。
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