反応型オンボーディング (Reactive Onboarding)

積極型オンボーディング(Reactive Onboarding)は、ユーザーニーズが発生する前に、先回りしてオンボーディングを行うデザイン手法です。例えば、とある機能を初めて使おうとした時に出てくるガイドや、よくある質問ページに使い方ガイドを設けることが反応型オンボーディングに分類されます。概念的には、段階的開示と関連しています。

一方で、積極型オンボーディングはユーザーニーズが発生する前から先回ってオンボーディングを行うことです。積極型オンボーディングのよく見る事例は、初期ユーザーがサービスを開いてすぐに表示されるオンボーディングです。

Airbnb 反応型オンボーディング Reactive Onboarding UX 例

反応型オンボーディングがなぜ効果があるのか

一度に機能を全て教えようとするとユーザーが拒絶する可能性があるため、各ユーザーの進捗や理解度に合わせて必要な情報やサポートが提供されることにより、ユーザーは自然なペースで学習できます。このように反応型オンボーディングは、初期ユーザーの離脱や満足度の低下を防ぎつつ、同時にエンゲージメントの深さを促進することができます。

反応型オンボーディングの参考例

反応型オンボーディングの参考例として、写真編集アプリでは、ユーザーがアプリの機能を選択すると、その機能に関連する情報やチュートリアルが表示されます。例えば、ユーザーがフィルター機能を選択した場合、フィルターの適用方法や種類に関する情報が提示されます。

Snapchatの場合は、メモリーズ画面に行くと、各タブに反応型オンボーディングが表示されます:

snapchat 反応型オンボーディング Reactive Onboarding ux 例
snapchat
記事の著者
松下村塾 代表 : ウルフ松陰    Twitter
グロース戦略、グロースデザイン、データ分析の専門家。松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にグロース戦略、施策設計、UXデザイン、アナリティクス活用、データドリブン育成をサポート。2016年にグッドデザイン賞受賞。
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